皆さんは、これが何だかわかりますか?
正解は、「すね当て」と言って、足に着ける防具です。
フルコンタクト空手をやっている人間には常識ですが、初心者や保護者の皆さんには ご存知ない方もいらっしゃったのでは?
組手クラスに新しく上がってくると、毎回、防具の着け方がわからなかったり、間違って着けたりする子がいます。
こういうことは、会場に出入りして 先輩を応援している子であれば、自然に覚えてしまうものなのですが…。
過去には、すね当てを この写真のように着けた子がいました。
何度「見て勉強して」と言っても試合会場に足を運ばず、やっと来ても 試合を見ずに遊び回り、途中で帰ってしまうタイプでした。
既に中学生でしたから、形状や文字の向きを見てもわかりそうなものなんですが、大きな子でも、見たことがなければ、何に使う物か理解できないということが よくわかる例だと思います。
大会を観戦するということは、自分が試合に出場するための準備をするということ。
本人はまだ その気でなくとも、早く選手として戦う お子さんの姿を見たいという方は、まずスタート地点に立ちましょう。
「試合って どんな感じだか見てみよう。」と誘い出し、一緒に観戦してみてください。
最初は興味がなくても、観戦を重ねる中で、琴線に触れる瞬間に出会うはずです。
選手になった子は皆、そこから始めています。
「百聞は一見に如かず」
せっかく、空手を始めたのですから、空手のおもしろさについて何も知らないままで終わったらもったいないですよ。
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