3年前に蓮田市で使用していた中学3年生英語の教科書より(今は多少改訂されているかも)。
" Give a man a fish, and he will eat for a day. Teach a man to fish, and he will eat forever. "
「人に魚を与えれば 1日で食べてしまうだろう。人に魚の釣り方を教えれば 一生食べていけるだろう。」
といった意味です。
一人の親として、子供には いつか独立して生きていけるよう、ただ 魚を「与える」だけでなく「釣り方」を教えていきたいと思いますよね。
と同時に、空手の指導者として道場に通ってきてくれる子たちにも「釣り方」を伝えていきたいものです。
単に 審査に合格するだけでなく、単に 試合に勝つというだけでなく、おそらく 空手をやっている時間より長いであろう 空手以外の時間と空手を卒業した後の人生において必要な、「生きていく力」を身に付けさせてあげられればいいなと考えています。
9級の審査は、最低限のルールやマナーが守れて、一所懸命に順番を覚えれば、小さい子でも合格できます。
しかし、それさえできずに空手を辞めてしまう子がいるのも事実。
1回審査に受かっただけでは、空手をやっていたという経歴にもならないかもしれませんが、1回も審査に受からないということは、魚は釣らなければ食べられないことが理解できていないだけでなく、どこからきたかさえ考えたことがないまま 大人になることに等しくないでしょうか?
いきなり 遠洋漁業のマグロ船に乗れとはいいませんが、幼稚園に通うくらいになったら、せめて、魚すくいの苦労や捕まえたときの喜びくらいは教えてあげたいですよね。
いつか自分の力だけで、魚釣りをしなければならない時のために、空手を通して 魚は自分で手に入れなければいけないのだと知る機会を作ってあげましょう。
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