サルから人間になる進化の過程図というのがありますが、これは 空手の初心者から上級者に進化する過程とでも言いましょうか。
興味深い写真が撮れたので、今後の稽古中に解説します。
全道場生が見て(全道場生に見せて)おいてください。
ポイントは赤線で示した 上半身の角度と、重心の位置(頭と足の位置関係)です。
基礎クラスのフォームの週に説明していますが、「おなかを締める」と一番手前の選手のようになります。
奥側は上半身が起きているので、試合のとき 相手に押し込まれやすいし、おなかが伸びているので 打たれた際に利きやすいです。
真ん中は、前傾していて 攻撃面では力を出しやすいですが、まだ「おなかが締まって」いないため 打たれ弱く、重心が前足にかかりすぎて 蹴られやすくなっています。
いわゆる「かけっこのよーいドン」の体勢です。
で、一番手前は、頭と足の位置関係から 重心が前足に偏りすぎず、かつ、上半身は前傾を保っていて、いい感じ。
「おなかを締める」ことで、この理想のカーブを作れるようになります。
経験値の違いによる フォームの差とも考えられますが、私自身は、フォームが良くなって 結果がついてきていると捉えています。
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