昨日4月28日、千葉県松戸市・和名ヶ谷スポーツセンター・アリーナで開催された『フルコンファイト新人戦』の ルーキー・トーナメントにおいて、小寺裕己選手が重量級で優勝、中澤優太選手が超重量級で第三位に入賞。

念願のエキスパート昇格を果たすとともに、黒帯への挑戦権を手に入れました。

さらに、蛯谷あおい選手は エキスパート・ワンマッチで勝利者賞を獲得しました。

計量のときは、重量級という階級の中で ひときわ小さく見えた 裕己くんですが、それを見越した上で重ねてきた対策が花開き、試合中は堂々とした姿が目に焼き付きました。

特に、今回はローキック攻めからの膝蹴りで、見事な一本勝ちをおさめるなど、優勝に相応しい戦い方でした。

空手は、身体が大きい子、力が強い子だけのものではなく、稽古さえすれば、みんなが強くなれるという蓮田流の理念を体現してくれて、とても嬉しく思います。

今まで以上に強い決意を持って今大会に臨んだ 優太くん。

戦う姿勢に、それがよく現われていました。

と同時に、厳しい消耗戦の中で その気持ちを支えてくれたのは、年齢が上がると恥ずかしがって声が小さくなってしまう子もいる中、いつも一番大きな声で気合を入れ 全力を出し切る稽古を続けてきた積み重ねがあってのことだと思います。

三位決定戦の延長戦で、最後まで粘り強く攻め切れたのは、そういった日々の稽古や合宿で限界越えに挑戦してきた経験の差だったのではないでしょうか。

昨春、ルーキー・トーナメントで入賞し エキスパートに昇格を果たしていた あおいちゃん。

秋のガールズ・トーナメントでは、先にエキスパートになっていた選手に勝っての優勝で、その実力は既に折り紙付き。

しかし、エキスパートだけのカテゴリーでは白星がなかったので、今回は「エキスパートで1勝挙げておいで」と送り出しました。

結果、タイミングよく繰り出す上段蹴りで技有りを決めるなど、その力量を十分に証明してもらいました。

皆さん、入賞＆勝利者賞おめでとうございます！！

さて、上の写真を見て 何か気付きませんか？

通常であれば、裕己くんが真ん中に写っているはずなのです。

しかし、裕己くんに「じゃあ、優勝したから真ん中ね。」と言ったら、「キャプテンでがんばってくれたから、優太くんを真ん中に。」と席を譲ってくれたのです。

今まで一緒に稽古してきて、高校受験を控えた 優太くんにとっては少年部最後の試合となることを知った上での ”粋な計らい”でした。

同じ試練を味わってきた者同士にしか芽生えることはない、年齢を越えた友情を切り取った1枚となりました。

今回、会場にお越しいただいた皆様、最後まで 全力の応援ありがとうございました。

興奮しすぎちゃったと話されていた お母さん、いいんですよ、それだけ自分の子どもを本気で愛している証拠ですから。

そして、同じように お子さんを愛している お父様、お母様には、是非 同じ気分を味わっていただきたいので、どうぞ試合に勝つまでは応援してあげてください。

さて、今回もスタッフとしてお手伝いいただいた 一般部道場生、UNITYの皆さん、御協力ありがとうございました。

次回 7/14は 蓮田支部が主催で、令和最初のフルコンファイト『登竜門-6』を開催します。
現在選手の皆さんも、未来の選手の皆さんも、蓮田支部を上げて、成功に導きたいと思いますので、皆様の お力添えよろしくお願い申し上げます。

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