例年は「空手のダイジェスト版」として、「からてまつり」で基本稽古・移動稽古・型・約束組手・試合・試割…などをまとめてご覧いただいています。
それを見た基礎クラスの子たちに 何が一番面白かったかを尋ねると、毎年 1位が試合、2位が試割となります。
それだけ、インパクトもあるし、興味や憧れの対象でもあると思います。
こういった「かっこいい」「あの人みたいになりたい」という気持ちは、空手に一所懸命取り組むようになる一番の「きっかけ」になります。
しかし、そのインパクト1回だけで、1年、2年と持続して稽古を続けることは子どもには難しく、合間合間に刺激を入れ、テンションを再燃・維持させてあげることが早く上達するコツです。
しかし、「からてまつり」は1年に1回しかありませんし、審査は入場制限中。
試合に関しては開催できずに2年が経とうとしています。
それだけに、今回の練習試合を観戦することは、今年最初で最後の大きなチャンスと言えます。
自分が試合に出ないから行かない、自分が審査を受けないから見ないという人は、これから何をすればよいかわからず、「最初の一歩」さえ踏み出せないまま、漠然と稽古を続けてしまいがち。
その結果、無駄に時間を費やします。
逆に、試合に出られるようになるために行く、審査を受けられるようになるために見るという発想に切り換えていただけたなら、もっと短期間で成果が出ていくはず。
親が勧めて空手を始めたはずなのに、「子どもが見に行きたいと言わなかったので」と子どもの意思に丸投げするのは✖。
そもそも空手の試合を見たことない子どもの判断に委ねれば、休みの日は遊んでいたほうがよいと考えてしまいます。
まずは、親から動きましょう。
「まだ、試合出られないの。」「まだ、審査受けられないの。」と言う前に、地道な稽古だけでは感じられない「空手の面白さ」を 親子で一緒に堪能してください。
「凄かったね。」の一言を共有できるだけで、お子さんの「親の期待に応えたい欲」を刺激します。
お子さんだけでは見に来られませんので、保護者の皆様は、こういった「やる気」に目覚めるための環境作りに協力してあげてください。
今年最初で最後のチャンス
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